sohいう話

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PHI通信 - 総括!

 

どうも、sohです。

今回のブログは2019-20シーズンのシクサーズの総括をしようと思います。

 

コロナの影響がスポーツ界にも大打撃を与えた中でNBAは常に迅速かつ徹底した対処でスポーツを届け続けてくれました。その成果もあってかNBAはファイナルまで行き、無事に優勝チームを決めることができたことは1ファンとしてどこか誇らしいです。

 

さて、本題に入りますが今シーズンのシクサーズ...

 

よろしくなかった!

 

はい。ですね、うーん。

 

開幕前まで遡りますが、ジミーがシクサーズのMAX提示を蹴ってヒートと契約したことでトレードでリチャードソンを獲得し、ホーフォードとも契約しました。

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いやぁ〜このラインナップを見たときのワクワク感はたまらなかったですね。3Pが流行ってて得点が外角かゴール下がメインの今日において高さで勝負するややオールドな挑戦がよかった。昨シーズンの劇的な敗戦もありましたから今年こそは!って期待もしちゃいます。

ですが、蓋を開けてみればRS43勝30敗イースト6位、プレーオフ1stラウンド敗退というここ数年の飛躍からすると不甲斐ない結果に終わりました。何が良くなかったのかというのを僕なりに考察や分析していきたいと思います。

 

まず話すべきはその勝負に出た高さ

リバウンドを制する者がバスケを制すとも言いますが、シーズン開幕当初は「高ぇ!高さこそ正義や!」となったもののそう上手くは行きませんでした。

スタメンだけでも大幅なサイズアップをしたためにコート上のスペーシング問題が発生しました。よくよく考えれば3Pが主流ななか、エンビードとホーフォードをインサイドに置いたら窮屈になります。ましてレディックという絶対的シューターを失って外角の確実性が低ければゾーンを敷かれたりしてむしろ守りやすい。

今季は比較的ジョジョインサイドできてたと思いますが、するとシモンズのシュートがないことが余計に目立つのも明らかでした。また苦しい時間帯に誰を起点にするのか、誰がリーダーになるのかみたいな軸や核みたいのがイマイチ定まっていないのもケミストリーに響いたりしてんじゃないの?と思ったり。

途中ホーフォードを控えセンターとして起用しスペーシングを解消しようと試みましたが特段大きな変化や循環が生まれた感じもせず...。

まあこの辺の戦術面でブレッド・ブラウンに手腕があるとは言えないのでそもそも直すべき問題が別にあったのかもしれませんが、仮にもう少し戦術面に長けたHCが指揮していたらもっと持ち味を活かして強くいれたかもしれないと考えちゃいます。レイカーズが優勝したことも踏まえると尚更。

なにはともあれ、今シーズンの高さこそ正義作戦は不策でした。

 

他で言えば、PHIクラの方のツイートでなるへそとなったことがあります。ロースターの「器用貧乏」感です。

というのも、スタメンの5人は置いておいて、2ndユニット並びに控え。ミルトン、コルクマズ、バークス、グレロビⅢ、ネト、マティス、etc...と決して悪い選手層ではないですが、こうなんと言いますか、ロールプレイヤーとしては行ききってないといいますか、ガードが多いし。

やっぱり控えにいてほしい選手って、コーバー、ロンド、ジョージヒル、マーカススマート、ジャマクロ、みたいなところじゃないですか。役割は違えどコートに立てば仕事を全うして指示でベンチに下がる。プレーしている時間はちゃんと脅威と認識される。まさに仕事人であり縁の下の力持ち。

若さと勢いが売りのチームではありますが、散々FA引っ張ってきてるからにはもうそれも言い訳にはできません。一人ひとりの能力の厚みみたいなものが他チームはもといスタメンとも差を感じました。TORとかOKCとかを相手にするとひしひしと感じますね。

あの鉄人シモンズが怪我をして正PGがいないとなったときに改めてシモンズの偉大さに気づきました。ディフェンス、トランジション、コートビジョン、シュートを除けばサイズ含めレブロンみたいでやはり一級品なんだなって。エンビードもしかり両エースの代わりがいない。まあまずいないんですが、少しでも担える選手が現状ベンチにいない。

僕が言いたいのはシクサーズの選手たちの能力が低いとは決して思いません。ただ、噛み合わせというか総合力で見たときに組み合わせが悪いなとは思ったということです。

 

2ndユニットでよくやってくれたなと感じるのはバークスとマティスですかね。バークスは途中加入にして流石ベテランのプレーとスコアリングでしたし、マティスはルーキーマジックもありますが予想を超えるディフェンスでした。コルクマズは調子の波さえ安定すればってところ。

来シーズン誰が残り誰が去るか来シーズンになってみないと分からないですが一概にして言えることは今シーズンのメンバーもめっちゃ好きです。

 

悪い点ばかりではないので気を改め良かった点も。

 

大きいところでいえば、散々言っていますがミルトンの大活躍。

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これはかなり大きかったですね。環境がそうさせたのですが、巡ってきたチャンスをしっかり掴んでスタメンまで勝ち取ったのは今シーズン最大の好材料でした。特にLAC戦キャリアハイ39得点のときは驚きました。

若干温めた感はあり、ミルトンそろそろ...って雰囲気はありました。ごめん!でも腐らずちゃんと準備していたのが伝わって来たし、孫を見るような気持ちで応援していました。

契約もまだ残ってますし、来季も充分戦力の大きい部分を任せられると思います。ただ心配なのが今オフでトレードに動く際カードにされないかということ...。なきにしもあらずに思えて震えてます。ブランド不信も年々強まる一方。

 

それに、なんといってもマティス・サイブル!

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全く下調べせず知らなかった上にBOSとの指名権トレードでシクサーズに来たので正直「どんな選手なんだろう?」と思っていましたが、いざプレーをすればルーキーとは思えない守備職人。大学4年ルーキーにある落ち着きと経験値を感じ、チームで1、2番目ぐらいにディフェンスが上手かった。ケンバ、カイリー、ラヴィーン、レブロンなどオールスター級選手をバシバシ守ってブロックかます姿にすぐ好きになっちゃいました。それでイケメンの家族思いな好青年ときた。ずりぃけどすぐさまフィリーの心を鷲掴み。来季の課題はオフェンス向上と対人の守備ですかね。しかし、ルーキーイヤーにして充分な活躍でした。

 

後はこれはもう既に分かっていることですが、"process"を始めて長いことシクサーズを指揮したブレット・ブラウンが解任され、新たにあのドック・リバースがHCに就任。

これはまた開幕前やオフについてのブログを書いたとき(書きそう)に取り上げると思いますが、どうドックがシクサーズコーチングするのか未知で興味深いです。

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ロブシティファンなのでちょっぴり嬉しいです。

 

と、もっと書くことはあるだろうし「お前的外れだぞ!」と指摘されてそうな部分もありそうですが、今回のPHI19-20シーズン総括はそろそろ終わろうと思います。こういうのってやたら長くなるなと思いながら書いてるのもあって途中からなに書いてるか分からなくなってくるんですよ(笑) ただ、内に秘めてたことはなんとなく伝えられたと思うのでよしとします。

 

画像少なめ文多めでお届けした総括でしたが、いかがでしたかね?今オフまたいろんな動きをすると思いますが、相当なことが起きない限り来シーズンもシクサーズを応援しようと思っています。またフィリーの皆さんとシクサーズを応援できる日々を待っております。

 

それではこの辺で、バーイ、センキュー!🙋‍♂️