どうも、sohです。
前回から間が空いたのはStand FMの影響がほぼだと思いますが、文章の時間は無限なのでブログでしか書けないこともあります。
ハーフハーフでやっていきたいですね。引退はしません。
今回は先日行われた第63回グラミー賞について書こうと思いやす。
今年はコロナ禍もあって、最小限に縮小された会場と人数で行われましたが様々な工夫がされていました。個人的にアツかったパフォーマンスや、長くなるので主要4部門に絞りますがつらつら書きますね。
まずは主要4部門受賞者から、
最優秀新人賞
ミーガン・ジー・スタリオン
最優秀新人はミーガンでした。
対抗馬はドージャ・キャット(Doja Cat)でしたが、ミーガンのナンバーは二曲とも全米1位だったこともあり、ここはシンプルにミーガンが新人賞を獲った印象でした。
受賞のスピーチもリスペクトと感謝を忘れずに彼女の可愛らしさを感じる内容で素敵でした。
また、別の賞ですが最優秀ラップパフォーマンス、楽曲の2部門も受賞してスピーチでは曲でfeat.としたビヨンセと一緒に壇上し、ずっと憧れだったひとと最高の栄誉をもらえたエモーショナルな姿は印象的です。
最優秀楽曲賞
ハー (H.E.R)
「 I Can't Breathe 」
最優秀楽曲はハー。
最優秀楽曲はいわば最優秀シンガーソングライター賞と言っても良いと思います。
一昨年に「H.E.R」を引っ提げ最優秀新人賞を獲ってから着実にステップアップしているなぁと感じる若き才女。
リアーナの再来などとも言われていましたが、ビヨンセ、テイラー、デュア・リパ、ポストマローン、ビリーアイリッシュなど名だたる面々を差し置いての受賞。ややサプライズにも感じましたが、これからがもっと楽しみなアーティストです。
最優秀アルバム賞
「 Folklore 」
最優秀アルバムはテイラー。
ノミネートのなかではデュア・リパとどちらが、その後ろにポストマローンという印象でしたがやはりここは本命のテイラーが受賞。
コロナ禍において活動が制限される環境でそれに逆行するように改めて彼女の才能と挑戦を知らしめた大作「Folklore」
「Red」辺りからある意味で変わった"ポップな彼女"がしばらく走ってきたこの時点で、デビュー時期のカントリー色へ原点回帰するようなこのアルバムはファンである私個人としてもとても嬉しく大好きなアルバムです。
未だにYou Belong With Meが上位に来る自分からするとその都度アルバムでルーツっぽい曲はあったものの少なく「もうあの頃の楽曲はやらないのかなぁ」としみじみしていたところに「Folklore」ですよ。もうね、最高。
個人的に原点回帰というよりか単にそうでなく、それを超越した優美で壮大なまたひとつすんげぇレベルに来たなという印象と衝撃でした。あんなに田舎娘だったテイラーが...(涙)と謎の親心まで芽生えますし、上京してから久しぶりに帰省した片想いだった女の子が会わないうちに立派なひとりの女性になっていて、地元の恋しさに笑う姿を見る切なさ。
分かるひとに分かればいいです。テイラーに主要4部門を獲ってほしかったのではっぴー。
最優秀レコード賞
ビリー・アイリッシュ
「Everything I Wanted」
最優秀レコードはビリーちゃん。
これは少し意外でした、というかアメリカ国内では別に意外じゃないのかもしれないけど。
昨年主要4部門を総なめにした新アイコンが今回も主要部門を受賞したのはいっときのものではない彼女の凄さを感じます。
少し意外というのも、ノミネートのなかではデュア・リパかビヨンセなんじゃないかなと予想していただけにビリーちゃんが呼ばれたときはサプライズでしたかね。しっとりとしていて悪く言えば彼女の曲では"地味"な印象なので。
ただ、プレゼンターがリンゴで気さくに話してるのを見るとやはり現代っ子というべきかどこか器が大きいように思えます()
主要4部門はこんな感じでした、他にも元1Dのハリー・スタイルズがポップ・ソロを1Dのメンバーとしては最初の受賞、ポップ・アルバムでデュア・リパが受賞。彼女は主要4部門を獲ってもおかしくないぐらい「Don't Start Now」はよく聴きましたしとても良いアルバムだったので惜しかったなぁと。これからに期待です顔も好みなのでね。
賞の話はこれくらいにして、パフォーマンスの話をしたい。
個人的に印象に残ってるパフォーマンスは、
・Silk Sonic
・Black pumas
・Dua Lipa
・Haim
・BTS
Silk Sonic
ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークからなる新たなプロジェクトがSilk Sonic
1971年から放送された伝説的音楽番組「SOUL TRAIN」のオマージュをするような演出から始まります。
その後は2020年5月87歳で亡くなったロックの創始者といえるリトル・リチャードのトリビュートでブルーノがヴォーカル、アンダーソンがドラムを叩き一気にロックテイストを披露。
ブルーノはもはや言わずもがなですが、アンダーソンのドラムをグラミーで見れるとは個人的に超アガりましたし、この辺の上手さはやはりすごいなブルーノといった感じ。
BLACK PUMAS
テキサス出身のネオソウル・デュオ。
今回のグラミーでも3部門にノミネートされています。
パフォーマンスでは「Colors」を披露。
久しぶりに渋いアメリカンミュージックをグラミーの舞台で見れたように思います。新人と言ってもヴォーカルのエリック・バートンは自身の紹介VTRでも下積みが長かったことを明言していて、苦労人の彼らがネオソウルで"新人"という立ち位置にいるのは素敵なことに思います。
Dua Lipa
イギリス出身の女性シンガーソングライター。
UKポップのアイコン的存在です。
一曲目はDaBabyがfeat.した「Levitating」を披露。紫の後光から彼女がライトアップされ、彼女のイメージにピッタリな照明とステージセット。途中DaBabyも登場し、楽しそう一緒に歌います。
二曲目は「Don't Stop Now」
Levitatingで着ていたジャケットを早着替えするとランジェリーな衣装に。173cmでモデルをやってることもありとても映えます。
中のひとはDua Lipaが好みの女性なので見ていてアチチチ...って感じでした。
「触ったら火傷するわよ」みたいな妖艶で堂々たるパフォーマンスは良かったです。
Haim
ロサンゼルス出身の女性ロックバンド。
メンバーは三姉妹で構成されています。
オープニングの連続で何組かパフォーマンスしたうちのひと組。三姉妹だけあって息もピッタリなそれでいて楽しそうにプレイする姿は見ていてほっこりといいますか素敵でした。ヴォーカルのダニエルがドラムを叩くなど彼女たちの楽器の幅もあるのを知ってマルチプレイヤーなのかと感心。
アジア圏を超え世界中で人気のK-Popアイドル。
パフォーマンスはコロナのため、アメリカのグラミーとそっくりなセットを韓国会場として作り「Dynamite」を披露。
やはり今回のグラミーでも目玉の一つであったBTSのパフォーマンス。残念ながら本会場での披露にはなりませんでしたが、そこは流石グラミー、手間と金の掛け方が違います。
アジア人がグラミーの舞台でパフォーマンスをすることはとてつもない快挙です。以前Lil Nas Xにちょこっと出演したことはあったものの、今回は自分たちメイン。
二枚目のシーンが好きなのですが、グラミー仕様のスーツもビシッと決まってかっこよかったです。歴史的瞬間を目の当たり出来て良かったぁ。
他にもジョン・メイヤーがギター弾いたり、モーガン・ジー・スタンリオンとカーディB、Doja Cat、テイラー、ポストマローン、etc.ありましたが全部良かったです!これに尽きます。
もう少し余談を話すと、第63回グラミー賞はビヨンセナイトになるのではないかという予想もありました。これは昨年から「Black Lives Matter 」などを筆頭にアメリカ国内で起きた人種問題の影響もあり、ビヨンセは強いメッセージ性の楽曲を発表していたからです。
ですが、結果はビヨンセナイトにならず。しかし今回のグラミー賞でビヨンセは歴代最多受賞アーティストの記録を達成しました。やはりスーパースターはどこまで行ってもスーパースターなのだと思い知らされましたね。
帝王Jay-Zもご満悦。世界で一番稼ぐ夫婦。
もはや覇者すぎて服装もすごいし領域展開できそうです最高。
また、主要4部門を受賞したのは全て"女性"アーティスト。これもまた女性が活躍する社会の現れだと思います。パフォーマンスも女性の方が気持ち多かった気がします。
WEEKENDがひとつもノミネートされなかったことにブチギレていましたが、確かにあれだけ楽曲を発表していてノミネートがないのは私もやや疑問に思います。スーパーボウルのハーフタイムショーでも「グラミーは廃れた」とディスってましたが、スーパーボウルやってんじゃんも否めない() 女性の勢いに圧倒されてるぞ!!男性アーティストも頑張れ。
とまぁ、ここまで書いてきましたが毎年グラミー賞は楽しみですし、毎回流行りや発見を知りそこからディグるのが恒例行事なので、無事開催され終了できたことは本当に良かった。
この後はアカデミー賞もあるのでアメリカ文化が好きな私にはワクワクする時期です。
来年はどんなアーティスト、どんな曲がノミネートされるんですかね!!それはまた来年のお楽しみ。
それでは今回はこの辺で、バーイ、センキュー!🙋♂️