sohいう話

自由気ままに好きことを長く書きます

「愛してる」を知りたい。

 

どうも、sohです。

ここ数日涼しくなって少し過ごしやすいですよね。夏が終わり秋冬になっていく変わり目のこの時期が好きです。

 

今回のブログはとあるアニメを取り上げます。そのアニメとは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」です。

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アニメをよく見るという人は知ってる方もいるでしょうし、知らない人はこのブログで見るまで至ってもらえたら幸いです。

日本アニメ界では名作製造所である「京都アニメーション」が手がけていて、その中でも“神作画”と称される人気作品です。

 

ストーリーのあらすじを大まかに説明しますね。

 

舞台背景は1900年代初頭のヨーロッパを感じさせる雰囲気で、4年に渡る東西南北による大陸戦争の終結後から話は始まります。

兵士として戦い、「武器」と称され戦うことしか知らない少女(主人公)ヴァイオレット・エヴァーガーデン。彼女は激しい戦場で爆発に巻き込まれ一命は取り留めたものの両腕を失い義手になってしまいます。

そんな彼女は当時所属していた軍の中佐であったホッジンズに引き取られ、彼が退役後に始めたC.H郵便社で自動手記人形として働くことになります。

ヴァイオレットにはギルベルト少佐という上官で一番大切に思う人がいました。ギルベルトは彼女が巻き込まれた爆発の瞬間も共にしていて、彼女を庇って同様に重傷を負ってしまいます。そして最後にギルベルトがヴァイオレットに残した「愛している」というその言葉の意味を探す物語。

といったあらすじになります。

 

ここからは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を見るにあたってのポイントを解説しようと思います。

 

まずは、主人公の少女であるヴァイオレット・エヴァーガーデンについて。

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既に先ほどから長いこの固有名詞がやたら出てきますが、とっても重要です。

あらすじでも説明したように、彼女は幼い頃から兵士として戦場で戦い、戦争の道具としてしか扱われなかった悲しい過去を持ちます。

しかし彼女が軍に拾われた際、ギルベルト少佐によって引き取られ、彼の下で生活を送るようになります。

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↑ギルベルト

 

ギルベルトは武器として見なす今までの人々とは違い、彼女を一人の人間として接します。そのことで彼女は徐々に心を開き、自分に存在価値を与えてくれるギルベルトに想いを寄せるようになるのです。

ストーリーを通して、このヴァイオレットとギルベルトの関係性が肝になってきます。

 

また、これはネタバレになり得るので細心を払いますが、彼女の名前である「ヴァイオレット」の名付け親がギルベルトでもあります。

さらに、大戦が終結したことによって戦う必要のなくなったヴァイオレットが露頭に迷わぬようギルベルトの親戚であるエヴァーガーデン家の養子になるよう手配までしてくれます。

つまり、彼女の名前である「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」はギルベルトそのものなわけです。そして見ていくにつれて名前がタイトルになってる意味がジワジワ分かってきて「やべぇ...」となるときが来ます。

 

次に、「自動手記人形」についてです。

作中の核であり、ヴァイオレットの職業になります。簡単に言えば、“代筆”です。4年の大戦によって生活が貧しく、労働者がほとんどのため学校に通えず読み書きができない人が多い。そのため、代筆業=自動手記人形にお願いして代わりに手紙を書いてもらうというビジネスが成り立っています。軍所属時に中佐だったホッジンズが退役後に始めたC.H郵便社でヴァイオレットは自動手記人形として働くことになります。そこで彼女は職場の同僚や依頼主などと関わりながら様々な経験をすることで一人の人間になっていくわけです。

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↑ホッジンズ

 

そして最後に、「愛してる」です。

告白したわけではありませんよ、勘違いはよしてください。これはこの作品のテーマであり、一番重要なキーワードになります。

ヴァイオレットが戦場で爆発に巻き込まれたときギルベルトもその隣にいて二人で重傷を負いました。そしてギルベルトは最後ヴァイオレットに「心から愛している」と伝えます。

その後、ヴァイオレットは一命を取り留めとある病院に入院するのですがギルベルトの詳細は不明に。

今までずっと述べてきたように、ヴァイオレットは戦うことしか知らない「武器」だったわけです。ですから彼女にはギルベルトが言い残したその愛してるの言葉の意味が分からない。どんな意味で、どのような場面で、言われた側は何を思うのか全く分からない。一番大切に思っている人が自分に言った言葉「愛してる」を知りたいと彼女は迷い苦しみながら一生懸命自動手記人形として依頼をこなし理解しようとするのです。

果たして彼女はギルベルトの言った「愛してる」の意味を理解することができるのでしょうか...、

 

ってなわけで、作品のポイント解説でした。

なぜ私がヴァイオレット・エヴァーガーデンのブログを書いたかというと、今年9月18日に劇場版が公開されました!!!

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めでたい!いやはや素晴らしいですよ。

コロナの影響で上映時期がズレましたが無事公開してくれた制作サイドには感謝感激です🙏

 

絶対泣きますね、はい。もはや泣きたい。

あっ、言い忘れてましたがこの「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」100%泣きます、通常のアニメ版で溺れるほど泣きます。

私は絶対いけないのに通学電車内で見てしまって普通に泣きました(笑)

周りの人に見られまいとなんとか隠しましたが、だ〜めだこりゃっていう()

それぐらい感動するし、絵が綺麗だし、ヴァイオレット可愛いし、んんんなあああもおおおおお!!!

 

最近は私生活が忙しいのですぐには観れないのですが、忙しいタイミングを抜けたご褒美として絶対観に行きます。はぁ〜、早く観たい!

 

今回のブログはこれにて終了です。

書きたいことがドンドン出てくるのですが、見てもらえたら分かると思うので自重します...。

もしアニメのファンになったら映画館にも足を運んでほしいです。

こうやってアニメと映画館と経済のことを同時に活性化させようと考えれる僕はやはり天才なのかもしれない。

 

それじゃあまた次回、バーイセンキュー🙋‍♂️