sohいう話

自由気ままに好きことを長く書きます

人志松本がすべり倒してた話

 

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こんなにもワクワクしたのはいつぶりだろう。

 

社会人になって一年が経ち、ブラックに働いてるだけあって給料は良いから割と不自由なく生活は出来てる。

基本物欲はないし、お酒と煙草と毎日の雑費だけで毎月自分が自由に使えるお金は持ち越すことが多い(貯金はしてる)

 

今月もそうだった。

また給料日が来る数日前で余裕があった。

 

「たまには無駄に使ってみるか...」

もちろん無駄とは言っても、それなりに浪費するからには何かしらのリターンが欲しい。

悪い癖で、何事にも損得を考えてしまう。

どうしようかとしばらく悩んだ末に“人生経験”を積もうと。

 

「風俗行ったことないな」

 

そこからの行動は早かった。

便利な世の中、スマホひとつで近所の評判の良いお店が数店舗炙り出される。

意識を高くしようとする当たり前の人間なら英会話、資格、ジム(意識低いから思いつかないけど)とかにお金を使いそうなもんだが、それじゃ面白くない。

なぜなら“無駄遣い”でなければならない。

 

お店はすぐ決まった。(店の名前は控えるがインドっぽい名前)

こうなれば実行するのみ。遠足前の園児のように謎の高揚と緊張でソワソワしながらその日は眠りに着いた。

 

 

今日は今月でも一番といっていいほどの快晴だった。

財布に5万円をぶち込み、誰にも悟られぬよう家を出た。

 

そのお店は僕が住んでる地域でも昔からホスト、キャバクラ、風俗などが盛んな繁華街で、小さい頃はよく母親に「あの辺は危ないから近づいちゃダメだよ」と釘を刺されていたのを思い出す。(でも地元じゃ有名な少し大きめの神社や県警が近かったりするから全部が近寄り難いわけでもない)

 

大人になって足を踏み入れてみると昼間だったせいもあってかそこまで危険な臭いはしなかった。

影を隠しているのかもしれないし、そもそも街も人を選ぶのかもしれない。

 

Googleマップに導かれながらスタスタ歩いているといよいよそれっぽい路地を曲がるよう指示される。

「ソノ先、右方向デス」

Googleマップの女性アナウスはこちらを鎮めるように冷静に道案内をしてくれる。

 

「目的地シュウヘンデス」

「ここか...」

 

着いた。ついに着いてしまった。

周りを見渡す。一回店の前をスルーする。

別に悪いことをしているわけじゃない。スッと入ればいいのだ。

だが、やはり拭えないものである。

誰にも見られていないことを確実に確認してからいざ入店した。

 

 

入店するとすぐさま50代にならないぐらいスーツで眼鏡をかけた男性が話しかけてくる。

 

「いらっしゃいませ。当店のご利用は初めてですか?」

「はい。」

「どのようにして知ってくださいました?」

「普通にスマホで調べました。」

「ありがとうございます。では早速ですがどの子にしますか?」

 

右側の壁を見ると嬢の写真が10枚ほど並んでいる。

正直どの子でもよかった。こっちは無駄遣いをしてエピソードトークになれば吉ぐらいに思っているのだから。

 

「どの子がおすすめですか?」

「そうですねぇ...、今だとこの子がすぐに行けますよ、経験は浅いんですけど一生懸命で良い子です。」

「あっ、じゃあこの子で。」

 

お店の人が言うのだからそうなのだろう。

 

「コースはどうされますか?」

金は惜しみなく使うつもりである。

「80分と110分って何が違うんですか?」

「どちらも2回戦があるのですが、単純に時間の長さですね。」

「じゃあ、110分で。」

 

そうすると番号札を渡され、待合室に案内される。呼ばれるまでしばらく待ってくれとのこと。

待合室にあるテレビにはNetflixを繋いでいるのか「人志松本のすべらない話」が垂れ流しにされていた。

 

宮川大輔の「お尻検査」の話。

以前見たことがあったが、久しぶりに見たのもあって声は堪えたが恥ずかしながら人目を憚らず笑ってしまった。

しかし同じ待合室で待っている“猛者”達はクスリともしない。

「嘘だろ、、」

あの笑いの精鋭達がスベリ倒しているのである。

 

しかし驚いている暇はなかった。

しばらくすると自分の番が来る。

待合室を出て誘導された先のエレベーターに乗ろうとしたとき、既に一人の女性が待ってくれていた。

 

「しおりです。よろしくお願いします。」

「よろしくお願いします。」

「身長何cmあるんですか!?」

「188です...」

「昨日来たお客さんが181cmだったんですけど、その人より大きいですね。」

 

大きいとは? 勘ぐりすぎか、、。

普段なら内心嫌気が差してる身長トークもシチュエーションで全く異なるものになる。

 

エレベーターのドアが開くと部屋に案内される。

入ってみると思っていたよりも広い。

きっと店によってグレードや諸々あるのだろうが、自分が行ったところが良いところなのかは分からない。

 

部屋の構造は真ん中を境に左側がベッド、右側が浴場になっていた。(やや浴場の方が広い)

照明は常夜灯ぐらい。タングステンのオレンジが薄暗く照らすだけ。サウナに似てる気がする。

 

「こういうお店に来るの初めてなんですよね。」

「そうなんですか?落ち着いてたから慣れてる方なのかと思いました。」

 

慣れてるわけ。悟られないようにしてるんだよ。

「ドキドキしたらトークになる」という藤井青銅イズムの下、初風俗を余すことなく楽しんでやろうと思っているだけ。

 

110分も仕事をしてくれたしおりちゃんの説明をする。

年齢は20歳で、黒髪のセミロング。身長は160cmぐらい。強いて言えばギャルだと思うが、でもいかにもではなく社交的でしっかりしてる感じ。顔は川﨑桜に似てて可愛かった。

真のギャル好きが真に好むタイプの絶妙なギャル。

 

その後の行為は割愛する。

というか書きたくもないし読みたくもないでしょ?

アダルトビデオとほぼ同じ。

お互いが服を脱いだら浴場で体を洗ってもらって、ベッドに移って本番。

めちゃくちゃ気持ちよかったです。

 

今日において一番重要なミッションは「ピロートーク」である。

この時間に5万を払いに行ってるのだから。

面白いことを求めるの一番はここである。

 

内容は本当に雑談。

自己紹介みたいな会話から趣味、仕事、ちょっと割行った話。

彼女はアイドルオタクで、乃木坂が好きらしい。

自分も好きなのでその話は少し盛り上がった。

「メンバーは誰が好きなの?」

「え?私の名前というか...」

 

ん?

 

急ななぞかけを喰らう。

 

既に賢者である。

この時の頭の回転はたぶん世界最速だった。

「え?そういうこと?」

「うん」

 

自分が推してるメンバーから源氏名を文字っていたのだ。(推す=応援する というオタク用語)

アイドルって凄いんだなと感心した。

本人が聞いて喜ぶかはさておき、自分の活動が意図せずところで影響を与えていることを知ったら驚くだろう。

 

それ以外に面白かったのは、風俗嬢同士の接触はまず無いらしい。

というのも、仕事柄なのだろう

「スタッフの人とは話すけど、店で女性同士が揉めごとにでもなったら面倒でしょ。」と彼女は言っていた。

店側の配慮というかいかに円滑に営業するかというか。。

 

その他にも社会人を一年経験して、その職場で問題があって鬱になって、そして今は夜の店で働いていると踏み込んだ話もしてくれた。

 

ただただ良い子。

本人達の感覚は置いておいても自分の体を商売道具にお金を稼ぐぐらいだから身近の知り合いよりよっぽどしっかりしてるし、稼ぎ方が特殊なだけで自立してる。そして風俗に来てるとは思えないぐらい優しいし話していて楽しい。

流石はプロ。2つも年下なのに天晴れ。

 

風俗に来る男性の気持ちは少し理解できた。

風俗に限らず毎日を生きていて誰しもが寂しいのだと思う。寂しさの埋め方は人それぞれで、こういうお店に来る人間もいる。

セラピーに近いよな、セックスセラピー。

愛は偉大なのだ。

 

110分はそれなりに長く感じた。これはネガティブな意味ではなく110分を堪能したし堪能しようと努めたからかもしれない。

店を出るとまるで自分を待っていたかのようにカンカンの太陽を浴びる。

温泉旅行から帰宅したかのような心地よさに襲われていた。昼下がりの15:00頃、最高の休日。

 

 

「松ちゃんスベってたなぁ...」

 

 

                  おわり

フィラデルフィア通信 TDL篇

 

どうも、sohです。

ご無沙汰しております。

 

久しぶりにブログを書いておりますが、今回は先日行われたTDLでのシクサーズの動きやトレード内容について触れていきたいと思います。

 

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今シーズン開幕前からなにかとリーグをお騒がせしていた我らがベン・シモンズの移籍問題についに終止符が打たれました。

 

事の顛末を話せば、昨シーズンPO敗退後ぐらいから例年指摘されているシモンズのポストシーズンでの弱さにファンのフラストが爆発してSNSなどを中心に総叩きにされたところからこの拗れが生まれました。

 

ファンからしてみればここ数年優勝を狙えるロースターがいるなかでエースが使い物にならない、CSF止まりで優勝を感じないもどかしさがある。

一方、シモンズからしてみれば今のシクサーズの立役者である自分が尽くしてきた街やファンから悪者扱いされるわけですから不信を起こしますよね。

ただの批判ならそれで済みますが、行き過ぎた過激なファンがシモンズのユニフォームを燃やす動画をアップするまでの始末。私としても目に余るものがありました。

他の選手と比べても特にガラスのハートの持ち主であるシモンズは「やだ!!もうこの街にいたくない!!」となってしまいました。

そこからは今季RSの試合欠場、トレード要求に至るわけです。

 

個人的には17-18シーズンの段階でジョジョかシモンズのどちらかをいずれトレードしなければならない場面が来るだろうなと思っていたし、フィリーのなかで皆言わないけどずっと抱えていた爆弾だったと思います。

 

しかしながら、"別れ方"が本当に悔やまれます。

ラッセル・ウェストブルックがOKCからトレードされる際にはお互いに愛とリスペクトがありました。シモンズも本来ならそうなるはずです。サム・ヒンキーによって始まった「Trust The Process」の集大成がジョジョとシモンズの2人。

それを分かっていながらにしてこの拗れ方の末にトレードという結果に至ったのは残念で寂しいです。

 

シモンズがシクサーズとコンタクトを絶ってからもジョジョ、トバイアス、サイブルなどが直接会いに行こうとしました。ですがそれも断る対応を見せる。ただ、シモンズとしてはチームメイトに対して嫌悪しているのではなく、あくまでファンや球団側に不信感を抱いている印象を受けました。

だからまだ可能性はあったのかもしれないと考えれば考えるほど辛くなります。

 

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このプロセスに嘘はないと思うんだよなぁ。

このコンビで優勝したかった...。

 

湿っぽくなってしまいましたが、気持ちを切り替えてトレードの内容に行きましょう。

そのトレード詳細が以下になります。

 

PHI

◎ジェームズ・ハーデン

◎ポール・ミルサップ

BKN

◎ベン・シモンズ

◎セス・カリー

アンドレ・ドラモンド

◎2022年一巡目指名権(2023年に変更可)

    2027年一巡目指名権(1〜8位プロテクト)

 

損得は置いといて、シモンズをトレードしなければいけない状況下において、現在のロースターと手札で最善の条件を提示しハーデンを獲得できたことは流石のダリル・モーリーと言わざるを得ないかなという感想です。

それもさることながら、一番大きかったのはマキシーとサイブルをトレードのカードとして切らずに済んだこと。モーリーからこの2人はトレードには含まないとメディアや他チームへ声明したことも大きかったでしょうし、シモンズ不在で不安定なチームに少しでも信頼を築けたのではないでしょうか。

 

ここからは個人的な意見になりますが、今季の活躍を鑑みるにセスとドラモンドのトレードは割と痛手ではあります。セスのシュート力と完璧にジョジョのバックアップセンターを務めていたドラモンドの存在は大きい。そこが急に穴になるわけですからチームケミストリーも多少なりとも崩れます。

オールスター選手とはいえ、一切プレーしていないわけだからカウントしないとすれば、実質セスとドラモンドでハーデンを獲れたという意見を見て「そういう見方もあるか...」と。

しかし、シクサーズでプレーしなかっただけであって現在のBKNのロースターにシモンズが加わるわけですから即戦力ですし、そこにセスとドラモンドが付いてくるのはどう考えても戦力強化他ならないでしょう。

 

シクサーズにマイナスな書き方をしてしまいましたが、もちろんプラスの面もあります。

逆を言えば、スーパースターであるハーデンを全く試合に出ないオールスターエースとトレード出来たというのはシンプルにグレードアップしていますよね。

また、今全盛期を迎えていると言っても過言ではないジョジョとボールマンとしても非常に優秀なハーデンのコンビが上手く成立すれば間違いなく脅威になります。

それにオフェンスでは特にジョジョへかかる負担が大きいのは依然否めない。ハーデンがチームに加わったことでその負担が軽減されることも予想されます。ジョジョに頑張らせなきゃいけない状況が緩和されるのはメリットです。

他にも、"勝てるけど勝てないチーム"からの脱却です。おかしなことを言っていますが、要するに「(RSではそれなりに)勝てるけど、(ポストシーズンでは)勝てない」ということ。ここ数年開幕前に期待させるけど勝てない、惜しいところまで行って負けるがほとんど...。しかしハーデンクラスの選手が移籍してきたことで優勝争いで勝てる確率がグッと高まります。

 

シクサーズにはポール・リードやケビン・バッシーなど若手ビッグマンがいます。彼らは身体能力が高いため、(ラジコンという言い方は好きじゃないが)クリントン・カペラやニコラ・クラクストンを上手く扱っていたハーデンと同じ時間帯に出場して良い2メンが見られたりしたらいいなという期待が個人的にはあります(ドック使えよな!な!!!)

正直なところミルサップに関しては指名権で貰えた(選手間のトレードで獲得した感覚はない)感じはありますが、賛否はあれど優秀なビックマンに変わりないのでベテランとしても仕事を遂行してくれることを期待してます。なんだかんだミルサップに感謝する世界線が実は見たい。

 

総括すると、シモンズをトレードするにあたってシクサーズ側はオールスター級の選手を望んでおり、渦中にいるかつ契約も高額なシモンズの引き取り手を探すのは苦労していたところもあったので、結果的にジェームズ・ハーデンで丸く収まったのは安堵と期待感で終わったTDLでした。(指名権含めややBKN優位のトレードだった気もするけど)

最初はハーデンで勝つシクサーズを応援するのは違ぇのよ...と自信が持てないところがありましたが、成立してしまったものは仕方がないし、ハーデンがシクサーズでプレーするのを観るのが楽しみになっています。

 

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こんなん見せられたら期待するでしょうが!!

 

NBAも後半戦に差し掛かっていますがまだまだこれから。各々のチームがどう展開していくかは見物ですね。

てなわけで、今回のブログはここまで!

また次回お会いしましょう。

それでは、バーイ、センキュー🙋‍♂️

 

 

さよなら たりないふたり

 

どうも、sohです。

 

Hip-Hopブログです。

それも「Creepy Nuts」第二弾です。

先日リリースされたアルバム「Case」の感想や考察をいちCreepy Nutsファン、いちHip-Hopヘッズとして書けたらなと思います。温かい目でお付き合いくださいませ。

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#1 Lazy Boy

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カップスターとのタイアップソングでもあるが、最近の人気や多忙さを少し面倒くさそう振る舞うのがヒップホップ的だけど、トラップビートとメロディアスなラップで上手くバランスが取れているから聴きやすい。

「三分間だけ時間をくれ」というのもその時間すら惜しいぐらいに忙しい歌舞伎だし、カップ麺の待ち時間ともかかっているのがタイアップへの意識を感じる。

「未来予想図」のリリックで "インスタントではない足跡(即席)を" とあるけど、Rの好きな言葉遊びが分かるのも面白い。

アルバムの一曲目の掴みとしてはすごく良いと思う。

 

#2 バレる!

R-1グランプリのテーマソングかつ出囃子。

「やっと世間が俺様に追いついたか」という主軸が優勝するピン芸人と人気が出てきたCreepy Nutsとで重なる。

お笑い芸人のなかでも狭き門を進むピン芸人の理解され難いけど正義と信じてやるネタがあの舞台で優勝することで全肯定される。その頂に辿り着いたこの上ない幸福感とその先の苦悩を皮肉混じりに歌うのはUMB三連覇を果たしたRだからこそグッと信憑性が増す。

「やっとバレただけで手札全部見せたと思うなよ?」というこれからへのポジティブなメッセージと受け取れる。

 

#3 顔役

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ヤンキー漫画「クローズ」の30周年記念で書き下ろした曲。クローズの世界観とヒップホップのサグな部分を重ねつつ、今の日本語ラップにおいて「俺が顔役だろ?」と歌うのが主人公感があってマッチしてる。

 

「向かい合ったヤツのみが解る この俺の無尽蔵なスタミナ」

「ミラクルなアンサー 被害者の会」

「俺に派手に負けたって自慢アテに ひ孫の代まで一杯やれるぞ」

バトルシーンで最強だったRにしか言えないし、この光景を実際見ていたヘッズは頷くしかないリリックがイカす。

 

学生帽を「学校指定のニューエラ」と比喩したり、「雪の降る町から聞こえて来た サンダルの音が」は長岡出身でハットに半袖短パンだった松永。Rのリリシズムを感じられる曲と思う。

 

#4 俺より偉い奴

Rの今まで、現在、これからの "スタンス"を示しているように感じる曲。

ボスも子分もいないのは自身がナードで日本語ラップの歴史で見れば一番後輩、俺より偉い奴も偉くない奴もいないのはたりない自分よりみんな頑張ってるしたりない自分が一番偉い。

 

産声上げた072は市外局番で大阪府堺市を意味する。

※数字3桁が歌詞に出てきたときは市外局番の頭文字で、地元をレプリゼントしたり出身を意味することが多い。(例: 045は横浜)

 

「たりないボスからもらったバトン」

たりないボスはたりないふたり(オードリー若林・南海キャンディーズ山里)、もらったバトンは「よふかしのうた」

 

「ラスボスからパスされたあのマイクロフォン」

当時フリースタイルダンジョンで"ラスボス"だったラッパー般若から二代目ラスボスを受け継いだ(マイク)

 

「北のボスから言われた即興の16よりセトリの2時間をぶつけ合おうってな」

"北のボス"は札幌のヒップホップグループ「THA BLUE HERB」のBOSS THE MC。たぶんツーマンツアー生業のときにあったBOSSとのエピソードかと。

 

リリックからも読み取れるようにボスも子分も上下関係もないけど、俺にはこれだけの"ボス"がいる。だからそんなものは今までもこれからもないし、今の自分が全てで委ねる。そのときに周りにいる人が味方で仲間だから横の繋がりしかない。

 

 

#5 風来

これまでの自分を振り返りながらも「この曲の向こう側にいるお前はどんな人生を送って来た?」と問われているような気持ちになる。

そして風に乗せられた曲が遠く離れた場所に届いて同じ気持ちになれるならそれは超Hip-Hopじゃんっていう。

意外とここまでストレートに情緒に触れる曲はなかった気がするので新鮮だった。

 

 

#6 のびしろ

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たりないふたりで始まったCreepy Nutsがここまでマラソンして来て、給水ポイントになる曲だと思う。

いろんな経験をして、すいも甘いも味わってそれなりに成長した。でもまだまだ足りない、もっと上に行きたい、どう楽しませるか。

 

「俺らまだのびしろしかないわ」

だから期待してくれよってメッセージにまたワクワクさせてもらえる。

 

 

#7 デジタルタトゥー

デジタルタトゥーとはネット上において投稿した、発信したものは永久にネットに生き続け二度と消すことが出来ないという意味での造語。

 

「消し去りたくなる過去すら 手品(ラップ)にして変えてく万札」というラインがこの曲そのもの。

過去の自分を全てひっくるめた上で自分のラップでそれをも塗り替えていく強い意志を感じた。

 

また、梅田サイファーをフックアップしている気もする。一曲のなかでラップの仕方が変わるし、そのパターンにどこか聞き馴染みがあるところで梅田サイファーのメンバーを彷彿とする。少し無理があるけど、「俺の身体には俺と似たような奴ら(梅田サイファー)も刻まれてる」それもデジタルタトゥー。

 

「みんなちがって、みんないい。」の様々なタイプのラッパーを歌い分けるのにやや似てるところから梅田サイファーのメンバーのラップを真似して気付かれるか絶妙なラインを攻めてるのかもしれない。これは本人にしか知り得ないことでもし聞けて正解だったら自分を褒めてやりたい。

 

 

#8 15才

UMB三連覇、メジャーデビュー、武道館ライブ、その他諸々成し遂げて来たのに未だ鋭く尖ったあの頃の自分に対峙する。

過去という重い重いしがらみから解放されることはない、でもそれをも背負って戦うしかない。

そういった覚悟をただ書き殴ったセンシティブでリアルな内容だと思う。

 

#9 Bad Oranges

デジタルタトゥー、15才、とディープな内面性が二曲が続いた後にこの曲を持ってくる勇気とそれすらも認めてあげられる"ゆとり"が既に彼らの成長を物語ってる。

そしてこの曲はRから松永に送る最大の「ラブソング」だと言ってもいいと思う。

 

リリックに出てくるように金八先生が言う「腐ったみかん」に自分たちを例え、松永へ思う節をただただしたためる。こっちが恥ずかしくなるぐらいストレートで潔いラップ、その気持ちにアンサーするかのようなビートが感慨深い。

 

Creepy Nutsが腐ったみかんかぁ...」

 

 

#10 Who am I ?

Bad Orangesが松永にならこの曲はCreepy Nutsないしにはそれを好いてくれているリスナーに向けたラブソングかもしれない。

 

「俺が誰かを思い出させてくれる景色や街の音に耳を貸せば」

景色はきっとライブ、街の音は店内の有線や渋谷のセンター街みたいな場所から聴こえてくる自分たちの曲で、それらが何者かを実感させてくれる。

 

「俺の帰る場所はここさ」

ラップであり、Hip-Hopであり、Creepy NutsなんだよっていうRの悟りとまで言える穏やかさ。

 

続けてこの二曲はずるいよ。もう充分"たりてる"じゃん。

 

 

#11 土産話

そしてこのアルバムを締め括る最後の曲。

寒空の高架下でやってる屋台のおでん屋で二人と肩寄せて一緒飲んでる、それぐらい激アツな曲。

まるで自分が三人目のCreepy Nutsだと言ってもらえているような、二人で歩んで来た道のりを二人が振り返るなかにもしかしたら自分がいるのかもしれないと。ずーっと優しい温もりに包まれている曲。

 

「例のふたりとダブらしたたたりない所」

たりないふたりに重ねて作ったEP "たりないふたり"

 

「お前が誘導のバイトをしてたフェス 俺ら今トリ前でかましてる」

松永が過去にバイトしていた"DEAD POP"で今じゃ出る側になってる。

 

「この人の前ではただのヘッズ そんなキングとバース分け合ってる」

"キング"はZeebraのことで、キングギドラもかかってる。ラジオイベントのシークレットゲストで登場し一緒に「MR.DYNAMITE」を披露した。

 

「あの日救われた奇跡のフレーズ 擦るその指は世界を奪ってる」

あの日救わせた奇跡のフレーズはたぶんRYHME STERの曲にある「K.U.F.U.」のことで、それを信じてやり続けたら松永はDMCで優勝してた。武器はたゆまぬK.U.F.U.

 

 

Creepy Nuts好きはおろか、ヘッズには胸熱なラインばかりでこんなのずりぃよ。最高の曲だぁ。

 

 

 

ってなわけで、長々書いてきましたが一旦休憩です。結構疲れました(笑)

 

総括すると、今回のアルバム「Case」はこれまでのCreepy Nutsをひとつ区切りにして集大成と言えるレコードだと思います。

そして、Caseという言葉の意味は「実例、事例」

今までCreepy Nutsがどんな道のりを歩んで来たか、その"実例"がこの一枚になっている。

 

個人的にR-指定で言うと自分が影響を受けたであろうラッパーを彷彿とさせるようなフロウやアプローチが節々に感じられてその人たちへのリスペクトも感じます。自分に影響を与えたラッパーたち、つまり過去の"実例"という意味でも「Case」なのかなぁなんてね。(考えすぎかな...

 

Hip-Hopにおいてラッパーは自分のことを歌うことがほとんどなので、歴が長くなるとそれに伴って曲にそのラッパーやグループの歴史や人生が現れてくることが多いです。たりないふたりがリリースされてたからCaseに至るまでしっかりCreepy Nutsの歴史や浮き沈み、彼らの気持ちの変化などが現れていて、「ついにその深みまで来たんだなぁ」と感慨深いです。(何様だよ)

 

とにもかくにも「Case」最高でした!

それに尽きます。

 

そして、これからももっと飛躍して欲しいし活躍が楽しみです。

 

 

あなたたちに救われた一人より。

 

                  敬具。

 

マンゴーラッシー

 

近所にネパール人が経営するカレー屋がある。

 

味も、店員の片言具合も、おかわりのナンが異常に熱いのも、小さいテレビで流れる必殺仕事人も、その全てが僕にとってちょうどいい。

 

バターチキンカレーってなんでこんなにも美味しいのだろうか。

 

その日は店内にサラリーマンと僕の二人がいた。

いつものようにタンドリーセット(二種類選べるカレーはバターチキンとキーマカレー)を頼む。

ラッシーの民度はもっと高まるべき。

次に女子高生が巻き起こす飲み物ブームのルーレットには選ばれないのだろうけど。

 

ネパールなのに食べているのはカレーで、テレビに流れるのは時代劇、こんなにもグローバルを感じるランチタイムは他にない。

必殺仕事人は終盤、どっかの悪いお代官様を成敗するシーン。それを見ながら少し嬉しそうにカレーを食べるサラリーマン。

「やっぱこれだよな」という顔にえらく幸せを感じた。

 

アメリカ風のテレビショッピングに画面が切り替わる。三つ足の杖で50万本をセールスしたらしい。

「おばあちゃんに買ってあげようかな...」

 

「いや、要らないでしょ。」

 

「ん?」

 

雨宮の声がした。雨宮舞子。

 

カレー屋、小さいテレビ、テレフォンショッピング。

「HEROっぽいな」

 

隣で松たか子がカレー食べてないかな、あのネパール人の店員「あるよ」って言わないかな。

自分がキムラ信者であることを思い出す。本当の木村拓哉好きは“キムラ”呼びだから。

 

また来ます。そう口には出さずお店を後にした。

 

 

人間観察が好きで癖なのだが、特に他人の小さな幸せを探すのが好き。

 

例えば、駅のホームで同じ電車を待っている仕事帰りのサラリーマンが下げているコンビニ袋にうまい輪めんたい味が見えたことがあった。

 

「分かってるなこの人」という共感と仕事で疲れて帰宅してからそれを食べるのが至福なのかなと想像すると勝手にだが幸せをお裾分けしてもらった気分になる。

 

今日も一日お疲れ、また明日も頑張ろうって。

 

 

せっかくの代休がもう終わる。

夕方のニュースはサザエさんなんかよりよっぽど明日を知らせる終止符だ。

 

また有意義に過ごせなかった、誰かが休むということは誰かが働いてるんだぞ。

 

夏の終わり、自転車に乗って受ける風は心地いい。夏は大胆で儚い。一番好きな季節。

 

 

「まあいっか」

 

タンドリー色に染まった指と夕陽の色が綺麗だった。

青くない春なんてない。

 

どうも、sohです。

 

今回は映画のブログです。

作品は「サマーフィルムにのって

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8月6日に公開されたばかりのホヤホヤな作品です。

私事ですが、誕生日が公開日だったことにも縁を感じつつ、また自分に刺さりそうな作品が出たなと思い仕事が休みの日にすかさず観に行きました。

 

あらすじは、

勝新を敬愛する高校3年生のハダシ。キラキラ恋愛映画ばかりの映画部では、撮りたい時代劇を作れずにくすぶっていた。そんなある日、彼女の前に現れたのは武士役にぴったりな凛太郎。すぐさま個性豊かな仲間を集め出したハダシは、文化祭でのゲリラ上映を目指すことに。青春全てをかけた映画作りの中で、ハダシは凛太郎へほのかな恋心を抱き始めるが、彼には未来からやってきたタイムトラベラーだという秘密があった――。(公式より抜粋)

 

です。。(自分の言葉で説明できないクソ雑魚ナメクジでごめんなさい...)

 

※ここからは私の独断と偏見、個人的見解の下、ネタバレ注意なので予めご了承くださいまし。

 

初めに見終わった感想として、「青春」しかない。

この世界には数多という「青春」があって、それは千差万別。しかしながら、ここまで直球かつ混ざりけのない「THE 青春」を感じたのは映画を通してでは初めてかもしれない。(そもそも青春系映画を好んで観ない節もあるけど)

 

それぐらい情熱があって、くだらなくて、愛おしくて、一瞬で、全てがキラキラしている。そして観ながら自分も”あの頃”に浪漫飛行できる、終わった後にはどこか爽やかな風が吹くようなそんな素敵な作品でした。

 

さらに、個人的に良かったと思う点をいくつかあげていきたいと思います。

 

キャスティング

高校生の青春を描いていることもあり、豪華な俳優は使えないし使わない方がいい。しかもそれがただの青春ではなく、「高校生活最後のひと夏の青春」ときた。学生ものになるとリアルな年齢と演じる役とで生まれる”違和感”にこちらが気付くと悪目立ちしてしまう。そういった実は難しい塩梅を見事に抜擢できていたと思う。メインキャラのハダシ(伊藤万理華)、ビート板(河合優実)、ブルーハワイ(祷キララ)を始めとした個性豊かな登場人物たちを各々が上手に演じていて、それぞれが独立し相殺しない。学園/青春が自然にスッと入ってきてその見やすさが良かった。

 

キャラクター

キャスティングの話とも少し重なるが、作品に登場する人物のキャラクターが魅力的。ハダシ、ビート板、ブルーハワイの仲良し三人組。ハダシは映画部に所属する勝新太郎をこよなく愛する時代劇オタク、ビート板はSF好きの天文部、ブルーハワイはハダシ同様時代劇が好きな剣道女子。言ってしまえば、ヒエラルキーが低いオタク三人衆

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自らが所属している映画部は「王道恋愛映画」の嗜好が強く、自分が撮りたい時代劇を作れずくすぶっているハダシ。しかし、時代劇への情熱や愛は誰にも負けないし自主制作の意欲もある。ただ他人様に見せる勇気や自信がなく、自分の書いた台本の主人公の適役に出会えずその一歩を踏み出せずにいる。いつものように学校帰り古い単館で時代劇を観ていると、自分の書いた台本「武士の青春」の主人公にドンピシャな青年”凛太郎”に出会う。凛太郎がトリガーとなってビート板やブルーハワイの後押しを受けながらハダシは映画製作に挑戦する。

 

ハダシはサブカル女子。映画部全体の王道恋愛映画嗜好をメインとすれば自分の時代劇はサブカルチャー化してしまう。高校生という観点からもましてや女の子で時代劇オタクというのは周りから”珍しい”などとレッテルを貼られる社会的なサブを感じているのかも。誰が王道恋愛映画嗜好をメインとしたのか、時代劇が好きな女子高生がサブカルなのか。そんなものは勝手に作られた共通意識の”イメージ”でしかないのに、そんなことに窮屈や不満を感じている。ただ彼女自身も分かる人が分かればいい、狭く深くを愛する開き直りと”だがそれでいい”感情である。その全てに私みたいな人間は感情移入しまくりなんですよ(笑)

 

自分もなかなかにひねくれてるし、たりないし、生きるのが下手な人間なもので、同じような窮屈さや不満を常日頃感じていて、開き直って曲がったまま今まで生きてきたからダメだったわけですが...。ただ自分の好きなものへの熱量や集中力はすごい。私事ですが、写真の道を志している身でおりまして、学生時代は自分の作品を他人に見せるのが怖さはなかったけど好きではなかったです。考えやコンセプトを上手く説明できないない自分がムカつくし、説明しても理解してもらえないのではないか、自分の中での何かが足りなくてそれが消化し切れないまま作品を提出して落ち込んだりとか。

 

関係ない話で逸れてしまいましたが(笑)、作中にハダシにも似たような場面に遭遇していて自分を重ねることが多かったです。他にもビート板は凛太郎のことが好きだけど、ハダシも好きなことに気づいてて友達を優先したりとか。ブルーハワイはハダシやビート板に合わせてるけど、実は映画部の王道恋愛映画嗜好(ラブコメ)が好きなことを隠してたりとか。。そういった登場人物たちの見えない部分が交錯していて、互いの考えや本音の辻褄が合わないところに青春を感じさせます。

ビート板はコミュ障でイケメンとかを相手にすると上手く話せない、ブルーハワイは剣道一筋で毎日武道に勤しんでいるわけである意味抑圧されている。でもビート板は凛太郎のことが好きだし、ブルーハワイはラブコメが好き。そこは女の子だし、前提のサブカル要素に対するメイン的矛盾が人間らしくていいですよね。天邪鬼だけど、一応流行りはチェックしてしまう感覚に近い。

 

作中でキーパーソンである凛太朗。彼は未来人でタイムトラベルしてハダシたちがいる時代にやってきます。理由はその先の未来には既に映画は存在せず(人々から生産性の無い物とされ価値が著しく下がった世界)そんな未来でハダシは巨匠とされるほどの映画監督になっている(らしい)のだが、そのハダシのデビュー作だけが未来に残っていない。しかし公開日だけは記録に残っていてその日が「文化祭」つまりはハダシたちのデビュー作を上映する日なわけです。凛太郎はハダシのデビュー作を未来に残すために過去へやって来ますが、自分が出演してしまうとタイムパラドックスが生じるため拒みます。でもハダシの作品を残したい、ハダシから凛太郎じゃなければ映画は撮らないと言われてしまい(作られなければそもそも未来に残らないので)苦渋の決断で出演を承諾します。仲間を揃え、いざ撮影が始まると凛太郎もその気になって演じますし、仲間たちとの時間がかけがえのない物へとなっていきます。

迎えた文化祭当日、(タイムパラドックス的に)上映した後映画を削除しなければならないことはハダシに言わず、文化祭当日未来へ帰ることだけをハダシに伝えます。これは彼なりのハダシに対する最大の配慮ですよね。そしてこの映画はクライマックスへと進んでいきます。

 

凛太郎はこの作品においての「青春」の”儚さ”を一任されていると個人的には思います。未来人、自分が出演したせいで映画を文化祭上映後に消さなければいけないという今までの苦労や思い出をなかったことにする、尚且つ自分は未来に帰る。凛太郎じゃなきゃ撮らないというハダシのこだわりのせいもありますが、客観的に見ると割と「こいつ何したいの?」と思う人もいるかも(私以上のひねくれものですねっ)ただそのかわいそうな役回りと映画内(この映画は時代劇のこと)での存在がリンクすると一気に儚いのです。ハダシの大ファンで、ハダシのために過去に来て、ハダシのことが好きで、なのに一番辛い選択をしないといけないんですから。

そこに”ひと夏の”、”高校生”、”友情”、”恋”、などが絡んでくると最強の”儚さ”の完成です。ずりぃです。

他にも個性豊かなキャラクターたちが脇を固め、感情移入しやすいムードがしっかり作られているのが良いです。

 

伏線回収

この作品は青春映画ですが、SFでもあります。

その為、凛太郎が未来人だったり、作中ビート板が「時をかける少女」を読んでいてタイムトラベルを示唆するシーンが見られます。ストーリーに直接関わるものもあれば、小ネタ的な意味で存在する要素もあります。

ですが、この作品においての最大の伏線回収は最後のシーンにあります。

ハダシは時代劇において主人公とその仇が決闘しないことはあり得ないと考えています。ですが、「武士と青春」の台本上でお互いがお互いを思って斬らないという結末をどう思うか凛太郎に聞くシーンがあります。そしてどう好きと伝えずに好きを伝えるかがミソかについての話もします。最終的には映画のラストも斬らない選択をしてクランクアップにし、完成させ上映日を迎えます。上映中、いよいよラストシーンというときにハダシが急に上映を止め、ラストをその場でやり直すというのです。そしてそこでハダシは自分が思う時代劇の美学と凛太郎のことが好きな思いを同時に伝えるのです。これは実際に観ていただいた方が分かりやすいし観てください←。このクライマックスがいろいろ「うぉ〜やべぇ...」ってなります。あぁ、あいつが言ってたことはそういうことかってなってもらえたら嬉しいです。

 

ここまで良かったところを述べて来ましたが、最後にひとつだけ言いたいことがあるのでそれだけ。

 ズバリ、「映像研」に似てる問題!!(別に問題ではないけど)

月刊スピリッツにて連載中の大童澄人氏原作「映像研には手を出すな!」をご存知でしょうか?

湖に面した芝浜高校で、浅草みどり、金森さやか、水崎ツバメの女子高生三人が集まって「映像研」を結成し、アニメ製作をする青春学園漫画。

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https://www.shogakukan.co.jp/thumbnail/snsbooks/09406770

 乃木坂46のメンバーを起用して実写化もされています。

 

共通点として、「サマーフィルムにのって」も「映像研」もメインキャラが女子高校生三人組でオタク集団。映画とアニメでどちらも物作りとそこにかける青春がテーマになっています。確かに、似ていますね。私はもちろん映像研も大好きなのですが、圧倒的に違うのはその「青春観」だと思います。

 

「映像研」はアニメを作りたいという情熱が青春そのものになっています。もはやアニメを作る、アニメというものに彼女たちは恋をしていると言ってもいいかもしれません。その恋こがれる姿勢がコアで、ニッチで、めちゃくちゃ胸熱で共感するんです。特に物作りをする人間にはグサグサ刺さる。よりオタク要素が強いというのが分かりやすいかも。

「サマーフィルムにのって」は初期衝動は似ているものの、時代劇映画を作ることはあくまできっかけで、それを通じて出来た”時間”が最終的に圧倒的青春へと襲われる。だから時代劇に対して情熱的なのはハダシぐらいでビート板とブルーハワイは”協力的な友達”なんですよね。でもその塩梅が上手で、冒頭に言った直球で混ざりけのない「THE 青春」になっていると思います。凛太郎を除いた仲間たちもなんとなく巻き込まれて一緒に映画を作っている。でもその”なんとなく”が青春そのものでミソなんです。

私は両方好きですし、両方で泣いてしまいましたが胸熱度は映像研の方が個人的に高いです。

 

 いやはや、こういう類の作品を観るといつも感情移入して自分を重ねてしまうのですが、どちらもひょんなきっかけという絶大的運命はあるものの最初の一歩を踏み出している姿を見ると羨ましくて羨ましくてたまらなくなります。嫉妬に近い憧れを抱くんです。もし自分に「やってみよう」「どうにかなるからどうにでもなれ」「信じてやり続ければいつか」という強い初期衝動を持つことができればと思うとそこになりきれない自分に落ち込みます...。だからそういうシーンを見るとぐぅわ〜って胸が込み上げてしまいます。いつか自分のやっていることに自信が持てるようになれば多少は解消されるのかもしれませんけど。

 

最後の最後でまた関係ない話をしてしまいましたが、大童澄人、伊藤万理華、松本壮史の三人が対談した記事などもあるのでよかったら読んでみると面白いですよ。

natalie.mu

 

「サマーフィルムにのって」はこの夏にピッタリな、まるでカルピスのような爽やかでキラキラな青春映画でした。観て彼らの青春を楽しむのも、自分の”あの頃”に戻って耽るのもとっても素敵だと思います。このご時世、何かと緊張していて気が休まらない日々が続きますがそんなときこそこの作品を観て一息ついて欲しい。時間を忘れて思い出に浸ってみて欲しい。

 

 

 

 青い春なんてないから青春なのかもね。

 

ようこそフィラデルフィアへ! – PHI通信 –

 

どうも、sohです。

久々のブログです、書き方忘れてますがやる気はあるので頑張って書きます。

 

すっかり日本はオリンピックムード一色で連日行われる競技に私も一喜一憂しております。どの競技も奥深くて本当に面白い。そして勝敗に関わらず選手たちは美しい。そんな光景をテレビ越しに観ていて「あぁ〜やっぱりオリンピックやって良かったね」と個人的には思います。特別です。

 

余談はさておき、今回のブログは"ドラフト"です! 

先日21-22ドラフトが開催され、また新たに初々しいルーキーたちがリーグ入りしてくれます。毎年あるイベントですが、なんだかんだで謎の母性みたいなものが芽生えて終わるのですが、今年も案の定でした。ありがとうございます。そこで我らがシクサーズが指名したルーキーたちを僕なりに"モダンでオシャレ"に紹介したろかなと。

 

そんじゃいってみよー!!

 

Jaden Springer (テネシー大) / PG

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シクサーズの一巡目、全体28位で指名されたスプリンガーくん。名前がカッコいい。ハイライトを見た感じはよく言えばローズ、現実的なところで言えばアスレチックなカーセン・エドワーズ。

 

守備が上手く、特にマンツーが良い。しっかりと相手のコースをコンタクトしながら止められるフィジカルとフットワークがある。アスレチックさから繰り出すドライブとフィニッシュ力が持ち味。FG,3P%共に4割を越え、プルアップジャンパーなども決める。速攻意識も高くFBやトランジションで走るし、ラスのような身体能力から出るペネトレイトなども見られる。

 

weaknessはハンドリングが未熟らしい。1on1やアイソを仕掛けるとき自分のリズムでドリブルしてるからそれなりに身に付いてる気もするけど、身体能力オバケ故のドリブルのつき方が高い(跳ねるような)ために手に付いてないのかも。生粋のスコアリングガードだろうからアシストがそもそも少ないし、PGとしての供給能力が低い。この2つが誘発してTOも多い。個人的に一番の欠点はシュートセレクション。高いドライブ、フィニッシュ力を持つためディフェンスにコースを塞がれていてスペースが無いなか、タフショットへ仕向けられているのに強引に決めに行こうとする節がある。アシストが無い分それを一試合通してされることを想像するとしんどい。また、リムアタックから躊躇してストップしたときの打開する術が少ないために雑なジャンパーで終わったり、「その深さまで進入して味方に戻すの?」みたいなプレーが多々ある。

 

全ては18歳という若さから生まれる弱点だと思うが、ポテンシャルは大いにあるからたくさん経験を積んで欲しい。スタメンからPT奪うぐらいのバイタリティが見たいな。後は怪我、怪我だけは気をつけてくれ。うちはルーキーの呪いがあるからいっそのこと一回怪我してもらった方が安心感は増すけど(おい)、とりあえず無事にサマーリーグは終えてくれ。滞空時間とか着地の瞬間が嫌な匂いしかしないのよ。

 

とにもかくにも、ようこそフィラデルフィアへ!

そしてこれからもよろしくね✌️

 

Charles Bassey (西ケンタッキー) / C

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続いては全体53位指名でシクサーズにドラフトされたチャールズ・バッシーくん。大袈裟だけどユーイングみたい。オールドセンターみを感じてとても私好み。現役だとハワードとかミッチェル・ロビンソン系のほぼシュートないインサイドプレイヤー。

運動量があってアスレチック、パス上げたらだいたい叩き込んでくれるやつ。速攻意識も高くてレーンの走り込み方が上手いし先頭にいてくれるのが一番ありがたい。捕球力もあってインサイドパスにも反応する、空中でのコンタクトも強い。主にリムプロテクターとしてだが守備もできて、平均3.1BLKと脅威のショットブロッカーぶり。

 

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ウッ...アタマガ...

 

weaknessはシュート力の低さ。

3P%はちょうど3割ぐらい、そもそもアテンプトが少ないから母数に対して外せば大幅に下がるのは当たり前なんだけどこのタイプ典型の苦手なんだろうなっていう。ただシュートすることへの抵抗はなさそうだから今後期待はできるかも。プレーメイクも下手、パスの精度やハンドリングが芳しくない。ハンドリングが悪いからアイソやポストムーブで相手に止められてしまうとその先がなく焦ってTOしたり持ち味のボディコンタクトが弱くなっちゃう。

 

ただFTは75%とこのタイプの選手では悪くないし、見ていて分かりやすいからとても好印象。シューティング(?)コーチもジョジョと同じひとらしいから育成次第では化けるかもと期待しちゃう。実は苦労人で、ナイジェリア出身なのだが渡米した際すぐに母親を亡くしている。かわいい顔してるのも推せる。今季はジョジョに加え、ドラモンドもいるから全て吸収してくれ!

 

ようこそフィラデルフィアへ。

これからよろしくね!👍

 

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良い面構えしてんじゃないの。

 

ペトリシェフみたいなヨーロッパ系ビックマンも指名したんだけど、契約したのかイマイチ分からない。イリヤソバっぽくて「ルーキーで補強するとかスカウト流石やん」ってなったんだけどね。サマーリーグのローテ入りはしてる。

 

ってな具合です。

好きな選手、チームに欲しい選手その双方を絶妙に掠らずに指名されそこでそのルーキーを初めて知り、ちょっとハイライト見て、サマーリーグ見て、デビュー戦で活躍される。そこからが"NBAドラフト"だから。

 

楽しみで仕方がありません。怪我だけはしないでねっ

 

そういうわけで今回のブログはこれにて終わり!

それでは、バーイセンキュー!🙋‍♂️

 

ダメだなぁ...と思ってからがダメ。

 

日々生活していて自分が足りていないと思うことばかり。ただ、そんな自分をもはや良しとしている自分もいる。

 

他人とお付き合いさせてもらうと意外にも「良いヤツ」「優しい」「愛されキャラ」なんて言ってもらえたりする。

でも、内心では「そんなにお人好しじゃないよ」「性格に難大アリです。」「全然たりない人間だから」と他人様から持たれるイメージを受け入れられず距離を取り、蓋をしてしまっている。自分の内面にまで自分で客観視する必要なんかないのに。

 

たりていない自分をある程度肯定してしまっているのはオードリー若林(その他割愛)などの存在が大きい。

こちらが勝手に重ねて、共感して、憧れる。

実は彼らには既に才能や能力を持ち合わせていて、そういった自分の反動をありのまま芸にして世間に認められ成功している。だから嫉妬に近い強い憧れを抱いてしまう。

 

同じタイプの人間なのに自分はそうはなれない。「あの頃はこんな風になるとはこれっぽっちも思わなかったよ」なんて数年後同窓会で久しぶりに再会した同級生には言えず、本当に教室隅の綺麗な90度の角で終わってしまうんではないかと。

そのギャップに意味もなく落ち込んで、達観していることにムカついて、そう思っているうちは綺麗な90度の角はもとい、38度くらいの角に追いやられて終わる気がする。

たかが20年そこら生きただけで何を偉そうに。

ボーイズ・ビー・アンビシャス。あなたの指先から出る「大志レーザー」は海を渡り私のところまで届いているのだろうか。

きっと大志とは無理でもどデカい夢を掲げろということではなく、少年よ(君の若さなら)どんなことにでも屈せず挑戦しなさいってことなのか。今の自分には難しいな、それに大志ってサッカー部みたいで好きじゃない。好きなタイプの運動部だとは思うよ、たぶん。

 

 

ディズニープリンセスが好きな女はテイラー・スウィフトアリアナ・グランデを聴いてやや海外かぶれだからしょうもない。

 

とか。

 

韓国文化が好きな女と一人称を自分の名前で呼ぶ女は基本信用しない。

 

とか。

 

「うわぁ...そこに開いてるんだ」ってピアスをしてる人はだいたい良いヤツ。

 

とか。

 

とんでもない偏見がいくつもある。それは常に更新され、人間観察が趣味だと妙に捗る。

そういう見方をすることで自分が生きている社会や世間に対して適切な距離を測っていると思う。その距離を作らなきゃ内心で落ち着く隙がないから。本当はメインの運動部で、TikTokで流行りの曲に敏感で、盛り上がりたいだけでフェスに行って、首につける磁気でバランスを取るやつして、AAAやLDHはしっかり抑えてるパリピのような人間になりたかった。もしかしたらその世界線もあったかもしれない。彼らはこちら側のことなんかきっと気にも留めずその瞬間を全力で楽しむのだからさぞ人生を満喫しているであろう。その感覚が一生味わえないと思うほど悲しくなる。

 

それでも最近は自分のなかで少し変化がある。今までは"あっち側"が好むようなカルチャーを笑っていた。だけど、「自分は好きじゃないけど、彼らは好きで、それはそれで良いじゃん」と思えるようになったし、自分も引いてるからこそ興味を持とうと触れてみたりするようになった。これは小さいけど大きな成長なのだ(ただし根底にある観念は絶対変わらない)。

心のなかのモデルルームをIKEAの家具で揃えてたけどいくつかニトリにした。IKEAって実は組み立てるのが大変で買ってからが勝負だからそこで疲れちゃう。でもニトリはお値段以上でなんか簡単そうだからその分気持ちが軽くなる。そんな感じ。案外イケてんじゃん。

 

偏見の話に付随すると、嫌いなこと苦手なこともやたらと多い。

 

今年の4月から新社会人として働きだして、また新しい環境や生活に呑まれながら毎日を過ごしている。もちろん新生活には初めての人が付きもので、いわゆる「人付き合い」が要求される。人付き合いが嫌いなわけではないし、基本インドアだが誘われればフットワークは軽い。

じゃあ何が苦手かというと、「他愛もない会話」である。これが自分と似た全ての人を悩ませているはず。それを社会人になって気付いてしまったのだ。

 

「休みの日は何してるの?」

初対面では無難かつその後趣味や違う話題へと発展しやすい「他愛もない界」では超大御所。

 

「(めんどくせぇ...)」

 

休みの日なんて何もしてねぇよ。YouTube見るか、映画観るか、読書するか、ゲームするか、寝るかぐらいしかない。そして気づいたら夕方のニュース番組が始まって休みの終わりを感じる。それだけのこと。

急にこの質問がお題となってIPPONグランプリが始まる。何を考えてもせいぜい7ぐらいにしかならない答えばかり浮かぶ。0よりタチが悪い、いっそのこと0を出してしまったあの空気になればいいのだがそれも高度である。

 

「(めんどくせぇ...)ラジオ聴いたりバスケ観るのが好きで(ry」

 

ラジオを聴くんだ意外だねぐらいで後は自然消滅する。そりゃそうだ、だってお互いが「他愛もない」のだから。

趣味などは一見話の種には最適で会話として跳ねるイメージがあるが危険である。探り合いになるわけだし、相手から聞き出せた内容が自分と合わないと結局は話が発展しないので難しい時間を要求される。

趣味が本当の力を発揮するときは会話のツールではなく、なんとなくさりげないタイミングでその趣味が垣間見えたときに一番効力がある。

 

例えば、

読書が趣味だとして、他愛もない会話の餌食になった読書で進んでしまうと、

「趣味は読書です」

「どんなの読むの?」

「◯◯、△△の作品が好きでよく読みます。ジャンルだと推理系ですかね。」

「私も好き、◯◯だとあの作品が面白かった」

 

と、これだけ広がれば上等だがこれ以上もない。

 

のに対して、今まで一切そういった話をせずに休憩時間などにふと本を読んだりしているのを同期や先輩に見られ「本とか読むんだ」となれば、実際読んでいる物もあるわけで、後は同じような会話をしたりして「では、私は読書に戻ります」という雰囲気を出すことにより会話は終わりそっとしておいてもらえる。

会話が終わった後のケアも大事。音楽をブツ切りされたように突然終わった会話の後に残るなんとも言えない虚無が耐えがたい。そっとしておいてフェードアウト。

 

 

便利グッズも嫌い。

まず何が嫌いって鼻から便利グッズを使おうと諦めている消費者。

テレビなどで「この便利グッズを使うとこんな簡単に!」みたいな紹介コーナーを度々見るが、「それ使うことで洗い物増えんじゃん」「そのグッズ使うことで他にも器具必要じゃん」「結局普通にやった方が早くね?」と企業側からしてみたら厄介もいいところ。便利グッズを必要としていない消費者に便利グッズが刺さるわけがない。そして何よりも便利グッズで最初から楽しようとしている消費者に腹が立つ。だからいつまでも家事や生活が上達しないんだよ。便利グッズというのは痒いところに手が届くものでなければならないのに、「痒くもないのに横着をするなバカタレ!」とどっかの誰かに勝手にキレてる。

 

ママ友も嫌い。

同じ境遇がいることで心強いのは分かるが、詰まるところ子育てや家庭のあり方はその家族によって異なるし、群れて仲間意識を高めているだけでそう安易と"ママ"が務まってたまるか。

男という生き物は稼ぎに行き家族を養えばいいだけだから母親というのは毎日仕事や育児に家事とその何倍も大変。だから男も手助けしてあげなければならないし、分担できることはする。「今日は俺が家のことやるからたまには友達とご飯に行ってきな」ぐらいの気の利いたことを言ってやれ。お互い時間がないのは同じ、その中で支え合って一緒に生活するのが家族だろ。ママ友と呑気にランチなんて(これ以上はまずい) こんな意見言おうもんならボコボコにされそうな現代ですが、私はそう思う。

 

 

常にこういったことを考えているし、自分は性格が悪いなとつくづく思う。テレビでバラエティ番組を見ていてもずーっと文句を言ってる。それがストレス発散。それは家の中だけで誰かを特定するわけでもなく勝手に流れているテレビに対してだからこそできる。それにテレビっ子だからちょうどいい。テレビに向かって言うような日常思っていることは外では絶対言わない。だってそれは違うじゃん?

 

長々とたりない自分について書いてきたものの、やはりこのままではいけない、こういうところがダメだから変えていこうという意識はもちろんある。そして実行しようとするもできずできなかったことに落ち込む、どうせできねぇよって開き直ってのループ。よく考えれば何も成長していないし、これから先自分の人生においてもっと大きな影響がない限りそう簡単に変われないのかもしれない。

 

母親がその都度言っていたことがある。

「人の気持ちは変わるけど、性格は変わらないからね」

必ずしもそうとは思わないが、それっぽいことを言う。母親の言うことは聞いておけとよくいうがその通りである。母は偉大なり。

こうしようああしようという気持ちや意識は変えられても、根本にある性格はなかなか変わらないから上手く付き合うしかない。

仮に性格が変わったと思ったときそれは本当の自分なのか新しい自分なのか。新しい自分が本当の自分として受け入れられるのか、居心地が良いのか。そんなこともっとジジイになってから悩めばいいことなのに今から考えてる辺り性格は変わらないのである。母は偉大なり。。

 

仕事でも怒られる毎日で、日常生活を過ごしていてもたりないと感じる。不器用で要領が悪いからこそただひたむきに一生懸命努力するだけなんだとシンプルなことにようやく気付けた。去年の自分より今年の自分が成長してなければ焦るべきみたいな言葉を聞いた気がするが、そりゃそうだろっていう。365日という時間があってひとつも変化がないなんて焦った方がいいに決まってる。個人的には毎年成長しているとは思う。だけれど心はひとつも変化してないことに焦ってないのが皮肉だね。まだまだ平常運行暴走機関車

 

「ほんとダメだなぁ...」と思ってからがダメ。