sohいう話

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フィラデルフィア通信 TDL篇

 

どうも、sohです。

ご無沙汰しております。

 

久しぶりにブログを書いておりますが、今回は先日行われたTDLでのシクサーズの動きやトレード内容について触れていきたいと思います。

 

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今シーズン開幕前からなにかとリーグをお騒がせしていた我らがベン・シモンズの移籍問題についに終止符が打たれました。

 

事の顛末を話せば、昨シーズンPO敗退後ぐらいから例年指摘されているシモンズのポストシーズンでの弱さにファンのフラストが爆発してSNSなどを中心に総叩きにされたところからこの拗れが生まれました。

 

ファンからしてみればここ数年優勝を狙えるロースターがいるなかでエースが使い物にならない、CSF止まりで優勝を感じないもどかしさがある。

一方、シモンズからしてみれば今のシクサーズの立役者である自分が尽くしてきた街やファンから悪者扱いされるわけですから不信を起こしますよね。

ただの批判ならそれで済みますが、行き過ぎた過激なファンがシモンズのユニフォームを燃やす動画をアップするまでの始末。私としても目に余るものがありました。

他の選手と比べても特にガラスのハートの持ち主であるシモンズは「やだ!!もうこの街にいたくない!!」となってしまいました。

そこからは今季RSの試合欠場、トレード要求に至るわけです。

 

個人的には17-18シーズンの段階でジョジョかシモンズのどちらかをいずれトレードしなければならない場面が来るだろうなと思っていたし、フィリーのなかで皆言わないけどずっと抱えていた爆弾だったと思います。

 

しかしながら、"別れ方"が本当に悔やまれます。

ラッセル・ウェストブルックがOKCからトレードされる際にはお互いに愛とリスペクトがありました。シモンズも本来ならそうなるはずです。サム・ヒンキーによって始まった「Trust The Process」の集大成がジョジョとシモンズの2人。

それを分かっていながらにしてこの拗れ方の末にトレードという結果に至ったのは残念で寂しいです。

 

シモンズがシクサーズとコンタクトを絶ってからもジョジョ、トバイアス、サイブルなどが直接会いに行こうとしました。ですがそれも断る対応を見せる。ただ、シモンズとしてはチームメイトに対して嫌悪しているのではなく、あくまでファンや球団側に不信感を抱いている印象を受けました。

だからまだ可能性はあったのかもしれないと考えれば考えるほど辛くなります。

 

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このプロセスに嘘はないと思うんだよなぁ。

このコンビで優勝したかった...。

 

湿っぽくなってしまいましたが、気持ちを切り替えてトレードの内容に行きましょう。

そのトレード詳細が以下になります。

 

PHI

◎ジェームズ・ハーデン

◎ポール・ミルサップ

BKN

◎ベン・シモンズ

◎セス・カリー

アンドレ・ドラモンド

◎2022年一巡目指名権(2023年に変更可)

    2027年一巡目指名権(1〜8位プロテクト)

 

損得は置いといて、シモンズをトレードしなければいけない状況下において、現在のロースターと手札で最善の条件を提示しハーデンを獲得できたことは流石のダリル・モーリーと言わざるを得ないかなという感想です。

それもさることながら、一番大きかったのはマキシーとサイブルをトレードのカードとして切らずに済んだこと。モーリーからこの2人はトレードには含まないとメディアや他チームへ声明したことも大きかったでしょうし、シモンズ不在で不安定なチームに少しでも信頼を築けたのではないでしょうか。

 

ここからは個人的な意見になりますが、今季の活躍を鑑みるにセスとドラモンドのトレードは割と痛手ではあります。セスのシュート力と完璧にジョジョのバックアップセンターを務めていたドラモンドの存在は大きい。そこが急に穴になるわけですからチームケミストリーも多少なりとも崩れます。

オールスター選手とはいえ、一切プレーしていないわけだからカウントしないとすれば、実質セスとドラモンドでハーデンを獲れたという意見を見て「そういう見方もあるか...」と。

しかし、シクサーズでプレーしなかっただけであって現在のBKNのロースターにシモンズが加わるわけですから即戦力ですし、そこにセスとドラモンドが付いてくるのはどう考えても戦力強化他ならないでしょう。

 

シクサーズにマイナスな書き方をしてしまいましたが、もちろんプラスの面もあります。

逆を言えば、スーパースターであるハーデンを全く試合に出ないオールスターエースとトレード出来たというのはシンプルにグレードアップしていますよね。

また、今全盛期を迎えていると言っても過言ではないジョジョとボールマンとしても非常に優秀なハーデンのコンビが上手く成立すれば間違いなく脅威になります。

それにオフェンスでは特にジョジョへかかる負担が大きいのは依然否めない。ハーデンがチームに加わったことでその負担が軽減されることも予想されます。ジョジョに頑張らせなきゃいけない状況が緩和されるのはメリットです。

他にも、"勝てるけど勝てないチーム"からの脱却です。おかしなことを言っていますが、要するに「(RSではそれなりに)勝てるけど、(ポストシーズンでは)勝てない」ということ。ここ数年開幕前に期待させるけど勝てない、惜しいところまで行って負けるがほとんど...。しかしハーデンクラスの選手が移籍してきたことで優勝争いで勝てる確率がグッと高まります。

 

シクサーズにはポール・リードやケビン・バッシーなど若手ビッグマンがいます。彼らは身体能力が高いため、(ラジコンという言い方は好きじゃないが)クリントン・カペラやニコラ・クラクストンを上手く扱っていたハーデンと同じ時間帯に出場して良い2メンが見られたりしたらいいなという期待が個人的にはあります(ドック使えよな!な!!!)

正直なところミルサップに関しては指名権で貰えた(選手間のトレードで獲得した感覚はない)感じはありますが、賛否はあれど優秀なビックマンに変わりないのでベテランとしても仕事を遂行してくれることを期待してます。なんだかんだミルサップに感謝する世界線が実は見たい。

 

総括すると、シモンズをトレードするにあたってシクサーズ側はオールスター級の選手を望んでおり、渦中にいるかつ契約も高額なシモンズの引き取り手を探すのは苦労していたところもあったので、結果的にジェームズ・ハーデンで丸く収まったのは安堵と期待感で終わったTDLでした。(指名権含めややBKN優位のトレードだった気もするけど)

最初はハーデンで勝つシクサーズを応援するのは違ぇのよ...と自信が持てないところがありましたが、成立してしまったものは仕方がないし、ハーデンがシクサーズでプレーするのを観るのが楽しみになっています。

 

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こんなん見せられたら期待するでしょうが!!

 

NBAも後半戦に差し掛かっていますがまだまだこれから。各々のチームがどう展開していくかは見物ですね。

てなわけで、今回のブログはここまで!

また次回お会いしましょう。

それでは、バーイ、センキュー🙋‍♂️